




ワインについて
・品種:ヴェルディッキオ100%
・畑:1970年代初頭植樹の古樹(約4ha)、標高250〜300m東向き、深い粘土ローム土壌
・収量:6〜7t/ha、手摘み収穫(9月末〜10月上旬)
・醸造:軽い圧搾→急冷→静置清澄→16〜18℃で10〜15日間発酵(マロラクティック発酵なし)
・熟成:コンクリート槽で自生酵母と10か月間シュール・リー→瓶内6か月熟成
・特徴:古樹由来の厚みと品種の典型的個性を引き出す、ふくらみのある味わい
Umani Ronchi(ウマニ ロンキ)
ウマニ・ロンキは1950年代末、マルケ州クプランターナでジーノ・ウマニ・ロンキが創業し、後にビアンキ=ベルネッティ家が引き継いで1968年にワイン生産拠点として再出発しました。マッシモ・ベルネッティのもとで海外市場の開拓や畑の拡大、高品質なロッソ・コーネロやヴェルディッキオの開発が進み、サン・ロレンツォやクマロなどの代表作が誕生します。1990年代には息子ミケーレが参加し、醸造家ジャコモ・タキスとの協働で「ペラーゴ」を発表して国際的評価を確立。2000年以降は熟成庫の新設や有機栽培への転換を進め、ヴェッキエ・ヴィーニェ2009のガンベロ・ロッソ白ワイン・オブ・ザ・イヤー受賞など多くの栄誉を獲得。現在はマルケとアブルッツォに200ha以上の畑を持ち、世界で高く評価されるイタリアを代表するワイナリーです。
【長崎県産 スジアラのグリリア スパイス風味のブロデット】
香ばしくグリルしたスジアラの脂に、アドリア海沿岸マルケの郷土料理ブロデットを思わせるスパイスが重なります。ブロデットは港町に伝わる魚介たっぷりのスープ。その旨みを、ウマニ・ロンキ「ヴィッキエ・ヴィーニェ」の澄んだ酸とミネラル感がすっと流し、料理との一体感を感じさせながらワインの持ち味を引き立てます。