

ワインについて
微発泡
モスカート ジャッロ100%、樹齢10~20年。
合わせて直接プレスし果汁のみで醗酵。醗酵が終わりきる前にボトル詰めを行い、瓶内で醗酵を終える。そのままオリの上で12か月、その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成。
モスカート ジャッロのアロマティックさとフルーツを前面に感じる味わい。オリ抜きと補酒の衝撃が無くなり、ワインのバランスが取れるまでに1年以上費やしてからリリースされる渾身のフリッァンテ。
ジャンマルコ・アントヌーツィは2004年、ラツィオ北部ボルセーナ湖畔グラードリの地で祖父の畑を受け継ぎ、「Le Coste」を設立。彼のワイン造りは、自らの目指す味に到達するための合理的かつ感性的なアプローチに支えられており、薬品不使用、自根の台木による栽培など、自然への敬意と挑戦が貫かれている。ヴァレンティーニやジュラール・シュレールらに影響を受け、フランス各地での経験を経てたどり着いた土地と畑。それぞれの選択には意図と計画が感じられる。
2012年以降、ビアンコは区画や樽の違いに着目し、Bianchetto、L'abboccatello、Bianco、さらに熟成期間を延ばしたBianco Rや高樹齢のプロカニコによるLe Vigne più Vecchieなど、複数のキュヴェが誕生。赤でも同様に、Rosso、Rosso R、Rosatoなどを造り分け、いずれも飲み心地を重視。近隣農家の畑から生まれたRosso di Gaetanoは地域への想いがにじむ一本。どのワインにも一貫するのは、妥協なき姿勢と自由な発想。ジャンマルコは常に、飲み手の想像を超えるワインを生み出し続けている。