ワインについて
ヴィンテージ:2022年 産地:ヴェネト州 品種:ピノ グリージョ100% 輸入元:ラシーヌ
【どんなワイン?】
緑色を帯びた、明るいストローイエローで、桃や カンタロープメロンのニュアンスを伴った、柑橘 の繊細な芳香がある。酸とボディの絶妙なバラン スによってフルボディでかつ心地よくリフレッ シュさせる仕上がりである。余韻はフルーティー さが心地よく残る。
【どんな造り手?】
1980年にビオロジック栽培を部分的に開始。1985年、所有する14haの畑全てを転換。1990年にA.I.A.B.の認証を獲得した、ソアーヴェ地区ビオロジック・ワインの先駆的生産者。ワイナリーの歴史は1925年にまで遡り、戦前から自家栽培・自家醸造を敢行。ワインは小樽で馬で運ばれ、ヴェローナやパドヴァなど地元の有名オステリア御用達だった。畑は粘土に小石混じりの砂質が混じり、春には畝間にカラス麦を蒔き、初夏に刈る。この草は人の腰あたりまで成長し、根が深くまで伸び「その根がブドウと接触し、根につく微生物同士がうまく働きかけあう」と、当主のアマディオ・フランコ。また、刈った草は畑に厚く積もることで、他の雑草を抑制するとも語る。ソアーヴェは半日間スキンコンタクト後に醸造し、フローラルで塩気を伴うしっかりした酒躯。繊細で気軽に楽しめるプロセッコも生産する。比較的生産量が多いにもかかわらず、酒質と価格が良心的なことで定評がある。