ワインについて
モンテプルチャーノ・ロザート 2024 / ラシッチ
【どんなワイン?】
モンテプルチャーノ100%で造る、ラシッチの個性的なロザート。
従来は収穫したブドウをソフトプレスして造っていましたが、2024年は試験的に約1日のマセラシオンを実施。色素の豊富なモンテプルチャーノの果皮からしっかりと色が抽出され、見た目は赤ワインと思うほど濃い色調に仕上がっています。
熟したベリーやローズヒップを思わせる濃密な香り。豊かな果実味と旨味がありながら、重たすぎず、ロザートらしいフレッシュさと飲み心地の良さがあります。
抜栓後も安定しており、空気に触れることで徐々にダシのような旨味や複雑な香りが現れてくるのも魅力。
「ロゼ=淡くて軽やか」というイメージとはまったく違う、モンテプルチャーノの力強さを存分に楽しめるロザートです。
【どんな造り手?】
ラシッチは2003年、アブルッツォ州テーラモ県コントログエッラに設立された家族経営の小さなワイナリー。
所有する畑はわずか3ha。当主エマヌエーレと弟ピエロを中心に、家族でブドウ栽培から醸造まで行っています。
畑はアドリア海から約10km、標高約230m。粘土質を主体に石灰質を含む土壌で、海から吹く風の影響を受けながらブドウが育ちます。
当初は外部のエノロゴに醸造を任せていましたが、エマヌエーレ自身が自然なワイン造りを学び、2012年から天然酵母による自然発酵とSO2の使用を抑えた現在のスタイルへ転換。
モンテプルチャーノの濃厚な果実味を活かしながら、素朴で飲み疲れしないワインを造る、アブルッツォの小さな自然派生産者です。