ワインについて
【赤】ヴェッキエ・ヴィーニェ / ラ・カラブレッタ
ヴィンテージ：2015 ¥5,390 品種：ネレッロ・マスカレーゼ
カルデラーラ地区の標高700～750mにある広さ7ヘクタールほどの火山岩土壌の畑で、アルベレッロ仕立てで植えられている平均樹齢約80年のネレッロ・マスカレーゼで造られるワイン。
除梗したブドウは軽く潰されステンレスタンクで5日間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。圧搾後6000～7000リットルのスラヴォニア産の樫の大樽にて醗酵の続きと熟成を60～120か月間行い、瓶詰め後12か月間追熟されようやくリリース。
ラ・カラブレッタ（La Calabretta）
シチリア東部カターニャから北へ約70km、エトナ山北側の標高800mに位置する小さな街ランダッツォに拠点を構える家族経営ワイナリー。
1900年、ガエターノ・カラブレッタが妻グラーツィアと結婚し、相続した土地を整理するとともにランダッツォに新たな畑を購入。第二次世界大戦後は息子サルヴァトーレが後を継ぎ、ブドウ栽培を本格化させました。1990年代には三代目マッシモと四代目マッシミリアーノがワイナリーを継承し、1997年から自家ボトリングを開始。
エトナ山の溶岩土壌は標高によって性質が異なり、それぞれの畑に個性的なテロワールを与えます。黒色火山岩に由来する豊富なミネラル、昼夜の大きな寒暖差、乾いた風による病害リスクの低減など、この環境は同社が行うアルベレッロ仕立て・農薬不使用の自然農法に理想的です。
現在は樹齢100年以上の古木を含む計12.5haの畑を所有。セラーは溶岩をくり抜いた造りで、動力を極力使わないシンプルな醸造を行い、年間約4万本のワインを生産しています。