ワインについて
ヴィンテージ:2018年 産地:フリウリ ヴェネツィア ジューリア州 品種: ソーヴィニヨン、フリウラーノ、シャルドネ、リボッラ、マルヴァジア、ピノ・ビアンコ 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
ソーヴィニヨン、フリウラーノ、シャルドネ、リボッラ、マルヴァジア、ピノ・ビアンコの6 種類。高樹齢(60~70 年)の葡萄のみを遅摘みで収穫。6種全ての葡萄を、一緒に開放発酵樽で発酵しながらマセラシオン30日間。熟成は健全な澱を残したまま、オスラヴィアの森のオークから作った大樽で36ヶ月間。ダリオが考える最高のワイン。2008年の初ヴィンテージ以降、非常に良年であった2018年に3度目の生産を決定。
オレンジ、紅茶、黄桃、ドライローズ等沢山の香りを取る事が出来ます。口中に含むと一体感のある甘みと少しの渋みが心地よい。
【どんな造り手?】
世界的にも「オレンジワイン」として人気となった「コッリオ」。有名生産者が揃うが「ダリオ・プリンチッチ」のワインはその中でも個性的。 「ヨスコ・グラヴネル」の親友であり、「スタンコ・ラディコン」やラ・カステッラーダの「ニーコ」とは同級生。仲良しの造り手達は歴代ワイン造りの家系。 「ダリオ・プリンチッチ」は違った。若い頃は近隣のレストランやホテルに食材や「グラヴネル」「ラディコン」 のワインを卸す仕事をしていた。『サラミ、チーズ、ワイン。地元の職人による美味しいものだけを扱っていた。美味しいものを知ることはワイン造りで最も大切』友人の造り手達のワインが人気になっていく中、ワイン造りへの情熱を抑えられず、1993 年にワイン造りを開始する。『栽培、醸造の技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わった。彼のワインが一番好きだったし、 一番シンプルだったから』コッリオの人気生産者の中で最も歴史の浅い造り手だが独特の個性で今や大人気となっている。
畑は「コッリオ」の丘の中腹、自宅周辺に所有。20年以上、一切化学薬品を使用していない。『3年に1回程度堆肥を撒く位で何もしなくて大丈夫。下草と葡萄枝が肥料になる』この地域特有の「ポンカ」と呼ばれる石灰岩が特徴。 白亜紀初期~第三紀漸新世の泥岩や粘土土壌。「コッリ・オリエンタリ・フリウリ」よりも古い土壌。 醸造はシンプル。収穫した葡萄は木製の開放発酵桶に投入。自然酵母のみで発酵。区画毎に分けて発酵させる。 温度管理はしない。発酵温度が32度を超えるようならば冷房をかけて対応。マセラシオンは果皮の状態を見ながら調整。『暑く完熟した素晴らしい年、2011年のリボッラで2週間のマセラシオン。熟度の悪い年はえぐみが出るので短めにする』熟成は古い木樽。フィルタリング、清澄も行わない。 ワインが良い状態になったらアッサンブラージュしてボトリング。 この時に極少量(20mg/L程度)SO2を添加する。