ワインについて
【畑】
品種:カッリカンテ主体 (グレカニコ、ミネッラ)10% 植樹:2000年代 位置:750m、エトナの東斜面 土壌:火山性砂質土壌
【醸造】
ステンレスタンクで醗酵 ステンレスタンクで1年間熟成
【ワイン】
伝統的に、エトナの北側斜面は赤品種。海より、カターニャよりの、東斜面に白品種カッリカンテは植えられてい る。ネレッロ・マスカレーゼだけでなく、カッリカンテもも ちろんアルベレッロ仕立てである。 カッリカンテのミネラルの印象と酸を基調に仕上げている。
【イ・クストーディについて】
カターニャ出身のオーナー、マリオ・パオルーツィが、2007年に立ち上げたワイナリー、イ・クストーディ。若くしてエトナ山の赤ワインに心惹かれるものがあったが、醸造家サルヴォ・フォーティと出会い、エトナワインへとのめりこんでいった。エトナ山の北部に赤ブドウ、東部に白ブドウ、合わせて11.8haのブドウ畑を所有しており、栽培はサルヴォ率いる、イ・ヴィニエーリの栽培家グループに委ね、醸造もサルヴォがコンサルタントとしてかかわっている。マリオはエトナで生まれ育ったわけではないが、サルヴォの考えに深く共感し、伝統的なそしてクオリティーワインを造るためには、ブドウはアルベレッロ仕立てであるべきだと、強く信じている。彼はモガナッツィのワイナリーの建設(2016年)の際に、そこにすでにグイヨー仕立てで畑が植えられていたブドウ樹をすべて引き抜き、アルベレッロへと仕立てるべく、植え替えてしまった。それだけ彼の、エトナの伝統への思いは強い。