ワインについて
ヴィンテージ:2019 産地:サルデーニャ州 品種:サンジョヴェーゼ60%、メルロー30%、シラー10% 輸入元:アルトリヴェッロ
【どんなワイン?】
ジュリオ ガンベッリ氏に捧げ、彼のニックネームをつけたスーパータスカンスタイル。 セメントタンクで醗酵後、樽熟16か月。 伝統的ワインとは一線を画したセパージュながら オルマンニらしさを感じられる完成度の高い1本です。 年産約3000本。
【どんな造り手?】
ファットリア オルマンニはキアンティクラシコエリア西部、ポッジボンシからサンドナートに位置するワイナリーです。オルマンニ家の歴史は古く、13世紀のダンテの 『神曲』にもその名が登場します。 その後、戦争によりオルマンニ家がフィレンツェを追放されると、スカラッティ家、メディチ家の統治を経て、 19世紀に現在のオーナーであるブリーニ家の所有となります。 現在のカンティーナは1914年に作られたもので、1924年にキアンティクラシコのコンソルツィオが 発足された時の創設メンバーでもあります。
先代の幼馴染であるサンジョヴェーゼの巨匠・ジュリオ ガンベッリ氏とともに、サンジョヴェーゼに 重きを置いたワイン造りに注力しました。国際品種が持て囃されたスーパータスカンブームとは距離を置いたため世界的注目度は上がりませんでしたが、土着品種葡萄に注目が集まるようになった近年、 サンジョヴェーゼのポテンシャルをピュアに表現するワイナリーとして注目され始めました。 2010年にはサンファビアーノカルチナイアのディレクターを務めたロッコ ジョルジョ氏が加入。ロッコ氏はガンベッリ氏の「今までポテンシャルを発揮しきれなかったこの土地の実力を形にしてほしい。」という遺言に従い、恵まれたテロワールを最大限に生かすため、ガンベッリ氏の一番弟子であるパオロ サルヴィ氏と共に、畑の手入れ、醸造所の管理などの改革を進めています。バランスを重視した クラシカルなワインは、更なる進化を遂げようとしています。