ワインについて
ヴィンテージ:2019年 産地:ラツィオ州 品種:プロカーニコ100% 輸入元:エヴィーノ
【どんなワイン?】
La Chiesaの畑。樹齢10~40年。
1本のブドウ樹より500g~700gという低収量のプロカーニコ。収穫後、果皮と共に開放式の大樽で3週間醗酵を行う。圧搾後、500Lの木樽に移し20カ月の熟成。ボトル詰め後6か月の熟成。
ブドウの熟度が高いだけでなく、酸やフレッシュさを失わなかった2019。
非常に高い次元でバランスを保ったブドウの質の高さ、強い骨格とポテンシャルを秘めたヴィンテージ。
追加で2年間取った結果、素晴らしい状態になりました。
液体の輪郭がはっきりしており、落ち着き、酸と熟成のバランス。
香りには果実のフレッシュさと熟成による印象が混ざり合った複雑でいて繊細。
一つの完成美を感じてもらえると思います。
【どんな造り手?】
2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。