
ワインについて
【モヴィアのスパークリングの楽しみ方】
1.冷蔵庫で一日、ボトルを逆さまにして安置する(専用の筒が1本につき1つ付いています)
2.ワインクーラーに適量の水を張る(通常は一般家庭にはないと思うので、お鍋でもバケツでもOK)
3.瓶を逆さまにしたまま瓶の金具を外し、コルクを抜く
4.貯まったオリだけが水中に噴射し、ボトルを口を上にして立てる
これでクリーンなワインの液体だけが楽しめます。
やらずに混ぜて飲んでも美味しく飲めます。
【泡】プーロ ブリュット ナチュール
ヴィンテージ:2019 価格:¥6,930 品種:シャルドネ
【どんなワイン?】
透明感のある黄金色のスパークリングワイン。繊細で細やかな泡が立ちのぼり、長く続きます。
香りは熟したリンゴやマンゴー、パイナップルに加え、ベルガモットやティーツリー、タイムを思わせる地中海ハーブのニュアンスが広がります。ほのかにパンの皮、バター、バニラ、ローストナッツの香りも感じられ、複雑で包み込むような印象です。
味わいは極辛口ながら、やわらかな質感と穏やかな温かみを伴い、若々しい酸が全体を引き締めています。ミネラルを帯びた泡が心地よく舌をくすぐり、柑橘やトロピカルフルーツ、ハーブの風味が余韻まで続きます。
力強さと繊細さを兼ね備えたエレガントなスパークリング。魚のカルパッチョやシーフードパスタなどと好相性です。
澱を閉じ込めたスパークリングワインで、逆さまの専用筒に入った状態で納品されます。冷やして澱をボトル口に沈めた状態で抜栓すると、クリアなワインを楽しむことができます。
【どんな造り手?】
モヴィアは18世紀から続くスロヴェニアの名門ワイナリーで、スロヴェニアとイタリア・フリウリにまたがる畑でワインを造っています。すべての畑でビオディナミ農法を実践し、スロヴェニア初のオーガニック認証も取得しました。1820年、モヴィア家の娘がクリスタンチッチ家に嫁いだことをきっかけに現在の形となり、第二次世界大戦中も自由なワイン造りを続けることができた数少ない生産者です。現当主アレシュ・クリスタンチッチは、パドヴァ大学で醸造学を学び、ロマネ・コンティやペトリュスで研修した経歴を持ちます。収穫はすべて手摘みで、収穫後2時間以内に発酵を開始。清澄や濾過は行わず、瓶詰め時にごく少量の亜硫酸を加えるのみです。モヴィアでは単一区画ごとの個性を大切にし、20年以上の古木に成長するまでは実を付けず、深く根を張らせてからようやく収穫に使います。ブルダとコッリオの泥灰質土壌「ポンカ」が育むブドウはミネラルに富み、昼夜の寒暖差が香りと酸の調和を生みます。亜硫酸無添加のルナーやプーロはモヴィアを象徴するシリーズで、自然発酵と長期熟成によって果実の生命力と土地のエネルギーをそのまま表現しています。息子ランが9代目として哲学を受け継ぎ、自然と人が共に生きるワイン造りを次の世代へとつないでいます。