ワインについて
ヴィンテージ:2020年 産地:トスカーナ州 品種:サンジョヴェーゼ 輸入元:ラシーヌ
【どんなワイン?】
畑は南西向き斜面でガレストロ、砂利が豊富な土壌。収穫したブドウをステンレスタンク内で10日間のマセラシオンを実施。その後ステンレスタンクとセメント槽の併用で14ヶ月熟成しています。赤い果皮のベリー、スミレの香り。上品な果実味に程よく酸が乗った絶妙なバランス感。さらりとしたエキス。優しい赤ワインという印象。タンニンも滑らかで上質さを感じます。
【どんな造り手?】
「キアンティ・クラッシコ、ガイオーレ地区にあり、どこよりも古典的で長命なワインを造るモンティ村は、トスカーナ(いや、事実上イタリア)の中でも最高のワイナリーがいくつか存在する」とM.W.ニコラス・ベルフレージが記する。その標高400m付近に、昔から地元で“ザ・クリュ”と畏敬される畑を所有する生産者。オーナー、ズデルチ家は入念なグリーン・ハーヴェストによる収量制限と、収穫時の徹底した選果を行い、最上の樽のワインのみを自社瓶詰めする。それによりワインはフィネス、温和な優しさ、芳醇、豊かなスミレとラズベリーのブケを湛える。
2013年以降、モンテヴェルティーネなどの栽培を手掛ける、ルジェーロ・マッツィーリのコンサルティングのもと、さらに一段とワインの優雅さと味わいのエネルギー感が向上。歴史あるワイナリーは父アレッサンドロに息子エドアルドが加わった新体制下で、近年劇的な向上を見せつつある。