

ワインについて
ヴィンテージ:2021 産地:シチリア州 品種:ネレッロマスカレーゼ、ネレッロカプッチョ 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
標高650~670m、ランダッツォに位置するフェウド。粘土に砂質が混じる。火山岩は比較的少ない。ネレッロ・マスカレーゼにネレッロ・カプッチョが少しだけ混植されている畑で樹齢は平均70年。ステンレスタンクで発酵、マセラシオンは13日程度。マロラクティックから古いバリックで行われる。18ヶ月間古バリック熟成。6ヶ月瓶熟成。
ジローラモ・ルッソ
ジローラモ・ルッソは、シチリア島エトナ山の北斜面に広がる家族の畑を背景に、2005年にジュゼッペ・ルッソによって設立されたワイナリーです。もともと音楽家や文学の研究者として活動していたジュゼッペは、父ジローラモの急逝をきっかけに故郷パッソピシャーロへ戻り、代々受け継がれてきたブドウ畑を守りながらワイン造りに身を投じました。ワイナリー名は、父への敬意と家族の歴史を刻むためにその名を冠しています。標高650〜780メートルに位置する畑には樹齢100年以上の古樹も多く、火山岩のシアーレと呼ばれる独特の土壌、冷涼な気候、昼夜の寒暖差といった条件が、力強さと繊細さを兼ね備えたエトナならではのワインを生み出します。ジュゼッペは有機農法を徹底し、短剪定や耕起、銅や硫黄のみを用いた防除など、環境と伝統に寄り添った栽培を行っています。創業から20年足らずで、ジローラモ・ルッソは地域を代表する生産者のひとつとして国際的な評価を獲得し、古き良きエトナの個性を現代的な感性で表現する造り手として注目を集めています。
当主は「ジュゼッペ・ルッソ」。パッシピッシャーロ地区 で代々葡萄栽培を行ってきた葡萄栽培農家の息子 で、この地域の地主でもある。
『エトナが注目されて有能な造り手達が移住し、ワイ ン造りを始めた。この土地で産まれた自分こそエト ナ・ワインを造るべきなのではと考えた』
2003 年、26ha の土地を父親から相続。15ha の葡 萄畑はエトナ北斜面の標高 650~800m に位置。葡 萄栽培農家だったので良い区画を元々所有している のが彼の有利な点になっている。