ワインについて
ヴィンテージ:2021年 産地:ラツィオ州 品種:プロカーニコ主体 輸入元:エヴィーノ
【どんなワイン?】
樹齢30~40年。
ビアンコの畑より収穫したブドウ。収穫後、除梗しテラコッタ製の解放式タンク(500L)にて果皮と共に2週間の醗酵。圧搾し、そのままタンクで醗酵を終え12か月の熟成。ボトル詰め後6カ月。
2021という恵まれたヴィンテージ、透明感のある液体に、複雑で立体的に表現された果実味と香り、通常のビアンコと比べると奥行きの深さが明らかに違います。
これまでのコッチョとも異なる透明感と奥行き、非常に興味深いビアンコ。
【どんな造り手?】
2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。