ワインについて
タイプ:白ワイン
【どんなワイン?】
果皮がピンク色になるまで収穫を遅らせ、トロンコニック木樽(円錐台形の縦長の木樽で、対流が生まれやすく抽出と発酵が穏やかに進む)で発酵。マセラシオンは30日程度で恐らく、フリウリのピノ・グリージョで最も長い。発酵後、プレスし50%のワインをスラヴォニア大樽に移し24ヶ月シュール・リー。その内の11ヶ月間は3日に一度櫂入れを行う。8月~9月の月がかけていく頃にボトリング。長いマセラシオンでも酸度、ミネラル感、垂直性を失わず、重くない。
【どんな造り手?】ロンコ・セヴェロ
ロンコ・セヴェロは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州プレポットに拠点を構える生産者で、長期マセラシオンを行いながらも、繊細さとバランスを兼ね備えたワインを生み出しています。その根底にあるのは「エッジでバランスをとる」という哲学。収穫や醸造において極力介入せず、要素を限界まで引き出しながら調和させることを重視しています。
当主ステファノは海外での経験を経て帰郷し、父の代から自然栽培・自然醸造へと転換。当初は受け入れられませんでしたが、ヨスコ・グラヴネルやダリオ・プリンチッチに学び、品質を高めることで評価を確立しました。
畑はスロヴェニア国境付近に約8ha。ポンカとフリッシュに砂岩が混じる複雑な土壌と、アルプス由来の冷涼な気候により、緊張感あるミネラルを備えたブドウが育ちます。栽培は自然農法を徹底し、森に囲まれた環境の中で古樹から低収量の凝縮した果実を得ています。
1999年から白ワインの長期マセラシオンを導入。現在は重さに偏らない洗練されたスタイルへと昇華し、スレンダーでありながら旨味と構造を備えた味わいを実現。伝統を現代的なバランス感覚で再解釈する生産者です。