ワインについて
ヴィンテージ:2022年 産地:ラツィオ州 品種: シャルドネ100% 輸入元:エヴィーノ
【どんなワイン?】
樹齢50年前後、9月上旬に収穫。除梗を行い、プレスせずフリーランジュースのみ、ステンレスタンクにて約3週間の醗酵。1000Lの大樽にて12か月、ボトル詰め後6カ月の熟成。
標高、樹齢の高いシャルドネ、名前は仏語で猫「Chat」より。
完熟したシャルドネに、全体を支える力強い酸。繊細さよりもヴォリューム、果実を強く感じる。
プロカーニコやモスカートにはない骨格やサイズをもつ白。
【どんな造り手?】
2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。