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2023 カマラ テヌータ マッツォリーノ

2023 カマラ テヌータ マッツォリーノ

通常価格 ¥3,080
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ワインについて

ワインについて

カマラ(Camarà)
産地:IGT プロヴィンチャ・ディ・パヴィア(ロンバルディア州)
タイプ:白ワイン
品種:シャルドネ100%
熟成:ステンレスタンク5カ月

マッツォリーノ創業初期から造られる定番のシャルドネ。東向きの丘陵畑「カマラ」「ヴィッラ・マリア」区画のブドウを使用し、石灰と石膏を多く含む土壌が果実に明るい酸とミネラルを与える。

色合いは淡い麦わら色。香りはグレープフルーツや青リンゴ、レモングラス、セージなどの爽やかな印象が広がる。味わいは若々しくフレッシュで、柑橘の酸とミネラル感が調和し、きれいな余韻を残す。

軽やかで親しみやすく、「10分で空になるボトル」と呼ばれるほど飲みやすい一本。前菜や魚介のカルパッチョ、野菜のリゾット、フレッシュチーズなどと好相性。



ワイナリーについて

テヌータ・マッツォリーノは、パヴィアの街とブドウ畑を見晴らすコルヴィーノの丘に建つ19世紀の邸宅を拠点とするワイナリーである。創設者のエンリコ・ブラジョッティはフランス家系の出身で、国を超えて散らばる家族が集まる場所を求め、1980年にオルトレポーの地にたどり着いた。この土地を「マッツォリーノ(出会いが生まれる舞台)」と名付け、家族が集うテーブルに美味しいワインが並ぶようにとの思いでワイナリーを設立した。

オルトレポーDOCはミラノから南に約30分の場所にあり、古くからフランスとの関わりが深い地域である。ピノ・ネロやシャルドネといったフランス由来の品種が栽培され、ミラノの食卓を支えてきた。ピエモンテがスプマンテの産地として発展して以降は、ピノ・ネロの供給地としても重要な役割を果たした。その景観や文化から「古き良きピエモンテ(Vecchio Piemonte)」とも呼ばれている。

エンリコの娘サンドラが後を継ぎ、現在は孫のフランチェスカが三代目としてワイナリーを率いている。彼女たちは代々の思いを受け継ぎながら、新しい時代のワイン造りに取り組んでいる。22ヘクタールの畑を改修し、建築家ロレンツォ・ヴェルニの設計による新しい醸造所を建設した。敷地内には果樹園や家畜も共存し、自然と調和した小さな楽園のような環境を形成している。

1980年頃、ピノ・ネロを白ワインとして醸造していた時代に、ピエモンテのジャコモ・ボローニャから「この地は赤ワインとしてのピノ・ネロに適している」と助言を受けた。この言葉がマッツォリーノにとって、そしてオルトレポー全体にとって大きな転機となった。