【秋のBBQやピクニックにぴったり】晴れた日に屋外で飲みたい自然派ワインセット【泡泡白白ロゼロゼ6種6本】
【秋のBBQやピクニックにぴったり】晴れた日に屋外で飲みたい自然派ワインセット【泡泡白白ロゼロゼ6種6本】
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ワインについて
エノテカオグラワインセット
レガーロ、アウダチェで楽しめる静岡県は修善寺にある養鶏所「天城軍鶏」を訪問し、軍鶏と合わせてBBQを楽しみました。
そこで合わせた6種のワインをそのままワインセットにしました。
特にロゼは万能ですね。訪問した動画と合わせてお楽しみください。
自宅でイタリア料理を作ってイタリアワインを飲んで二日酔い?になりましょう!
セットなので価格もお求めやすく、さらに送料無料です。(一部地域除く)
No.1【微泡】ヴェスパイオ / イル・モラリッザトーレ
ヴィンテージ:2021 ¥3740 産地:ヴェネト州 品種:ヴェスパイオーラ、フリウラーノ
【どんなワイン?】
ヴェスパイオーラは3日間、フリウラーノは10日間のマセレーション後に圧搾、ステンレスタンクで醗酵を行い、春先に冷凍保存しておいたモストを添加しボトリング、瓶内二次醗酵を促したワイン。
※ヴェスパイオーラとフリウラーノの比率はヴィンテージによって変わる(毎年様々な比率で試飲し、最もバランスが良いと思う比率を決めている)。
【どんな造り手?】
チッタデッラ出身の幼馴染、エンリコ・フリソーネ(獣医師)とアンドレア・ダッラ・グラーナ(薬剤師)は、若い頃からワインに強い関心を持ち、1999年にラ・ビアンカーラを訪問してアンジョリーノ・マウレの自然なワインに衝撃を受けたことをきっかけに、自然派ワインの世界に傾倒しました。
その後、各地の生産者を訪ねながら経験を重ね、10年後に自ら畑を借りてワイン造りを開始。化学的薬剤の限界を知る二人は、ブドウと土壌の本来の力を尊重するビオディナミ農法を選択しました。ヴィチェンツァ北部の山麓にある2つの区画、マゾン・ヴィチェンティーノ(1.5ha・カベルネ・ソーヴィニョン)とファーラ・ヴィチェンティーノ(1.5ha・白品種とカベルネーレ)で栽培を行っています。
畑はいずれも火山岩と玄武岩(トーゴ)から成る豊かな土壌で、地品種・国際品種ともに高品質なブドウが得られる地域。醸造も極めて手作業中心で、除梗から選別まで人の手で行い、野生酵母で発酵。濾過はせず、静置による澱引きのみで仕上げます。
ワイナリー名「Il Moralizzatore(イル・モラリッツァトーレ/道徳を説く人)」は、アンジョリーノから「早く自分たちのワインを造れ!」と託された剪定ばさみに刻まれていた言葉で、彼らにとって原点と励ましの象徴となったため、そのままワイナリー名に採用されました。
No.2【ロゼ微泡】ガズィイ/シルヴィオ・メッサーナ(モンテセコンド)
ヴィンテージ:2022 ¥3630 産地:トスカーナ州 品種:サンジョヴェーゼ
【どんなワイン?】
ダイレクトプレスしたサンジョヴェーゼで造るロゼ フリッザンテ。アルコール醗酵が完全に終わる前にボトリングし、瓶内二次醗酵を促したワイン。
【どんな造り手?】
モンテセコンドは、フィレンツェ南東20km、キャンティ・クラッシコ地区北西部のサン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーザにあるワイナリーです。
当主シルヴィオ・メッサーナは北アフリカで育ち、父が1964年にチェルバイアの畑を購入したのを機にイタリアへ帰国。その後ボストンで音楽を学び、ニューヨークでサックス奏者・作曲家として活動しながらワイン販売にも関わりました。音楽の自由な創造性がワイン造りと重なり、彼を再びトスカーナの畑へと導きます。
1999年にイタリアへ戻り、2000年に初ヴィンテージを瓶詰め。2001年から有機栽培を実践し、のちにビオディナミへ移行しました。現在17haの畑を所有し、標高250mのガレストロ土壌(チェルバイア)と450mの石灰岩質土壌(ヴィニャーノ)をブレンドして、土地の個性を融合させたワインを造っています。
また、個人プロジェクト「Sarf(サーフ)」では、キャンティ以外の4軒の農家からブドウを購入して醸造。名前の“Sarf”はアラビア語で「交換」を意味し、農家と生産者双方の利益と意識改革を目指すものです。安価に扱われていたブドウに正当な価値を与え、自然な栽培とワイン造りの魅力を共有する「Win-Winな関係」を築いています。
No.3【白】WTF ビアンコ・ビオディナミコ / パラッツォ・トロンコーニ
ヴィンテージ:2022年 ¥ 3190 産地:ラツィオ州 品種:地元の品種を複数ブレンド
【どんなワイン?】
何も足さない、シンプルな農民のワイン。
アルチェ村、古代からの丘陵地にある葡萄畑で、石灰岩と粘土を含む土壌。標高150m。9月末に手摘みで収穫。除梗後、マルヴァジアのみ別で自然発酵(48時間)。マトゥラノ、カポロンゴ、パンパナロは一緒に自然発酵。マロラクティック発酵。その後、コンクリートタンクで15ヶ月間熟成。
【どんな造り手?】
パラッツォ・トロンコーニはラッツィオ州フロジノーネ県アルチェ村にあるワイナリーで、ローマ時代から続く農業の伝統を受け継いでいる。現当主マルコ・マロッコは祖父の代で途絶えた400年続く家業を再興するため、エンジニアとして成功した後に会社を清算し、37歳で農業学校に進学した。卒業後はボルドーで醸造を学び、故郷の土地を買い戻して2010年にパラッツォ・トロンコーニを設立した。彼は祖父の農業に原点を見出し、化学肥料や現代的な技術を用いず、自然と共生するビオディナミ農法を採用している。葡萄だけでなく野菜やオリーブオイル、蜂蜜の生産も行い、土地の本来の力を再生することを目的としている。
また、失われかけていたラッツィオの土着品種を復活させ、その土地の個性を表現するワイン造りを進めている。代表的な品種にはレチナロ、ウリヴェッロ・ネロ、マトゥラノ、パンパナロ、カポロンゴなどがあり、それぞれが異なる香りと味わいを持つ。醸造は全て手作業で行われ、野生酵母による自然発酵、無濾過・無清澄で仕上げられる。コンクリートやアンフォラなどの自然な容器を使い、経済的効率よりも本質的な美味しさを重視している。パラッツォ・トロンコーニは、ローマ時代の荘園文化と土地の記憶を現代に蘇らせた、生産者の信念が込められたワインを造るワイナリーである。
No.4【白】ピッコロ・デルトーナ / ヴィニェーティ・マッサ
ヴィンテージ:2023年 ¥ 4840 産地:ピエモンテ州 品種:ティモラッソ
【どんなワイン?】
新しく開墾した畑の若樹のティモラッソを使い、シンプルで早く飲める、癖のないフレンドリーなエントリーワイン。発酵はステンレスタンクで18~23度の低温で行い揮発性の香を失わないようにする。その後、8ヶ月間ステンレスタンクで熟成。ティモラッソの複雑性よりもシンプルで美味しく、誰でも楽しめるワインを目指している。
【どんな造り手?】
ヴィニェーティ・マッサはピエモンテ州トルトーナ地区モンレアーレを拠点とする生産者で、当主ヴァルテル・マッサは衰退していた地元をワインで再生すべく「ティモラッソ」を復権させた立役者とされる。1987年からティモラッソの再植樹を進め、全区画を6000本/haの密植と収量制限に切り替え、低温・長期発酵と短い低温マセラシオンを基本に、品種固有のナッツ香や柑橘、強いミネラルを損なわない醸造を徹底した。畑はいずれもモンレアーレに集中し標高300〜350m、仕立てはグイヨだが春の摘芯を行わず芽かきも最小限に抑えることで成熟にばらつきを生み、発酵時の複雑さと奥行きを狙う。
区画ごとの個性も明確で、表土が薄く痩せた岩盤上のステルピは最も硬質でミネラルが強烈、石灰の少ないマール土壌のコスタ・デル・ヴェントは日照に恵まれ果実の甘みと広がりが大きい。粘土に小石と海由来の化石を多く含む新しいモンテチトリオはバランスが良く高い熟成力を示す。レンジは若木主体で親しみやすい「ピッコロ・デルトーナ」から、モンレアーレ周辺のブレンド「デルトーナ」、単一畑の「ステルピ」「コスタ・デル・ヴェント」「モンテチトリオ」まで多層的で、赤は古木バルベーラを中心に野生酵母発酵・古樽熟成など伝統的手法で仕上げる。全体として、栽培と醸造の一貫した設計により、ティモラッソがテロワールを映す高貴品種であることを現代に示したワイナリーである。
No.5【ロゼ】ロザベッラ / G.D ヴァイラ
ヴィンテージ:2024年 ¥ 3300 産地:ピエモンテ州 品種:90%ネッビオーロ、10%バルベーラとドルチェット
【どんなワイン?】
ロザベッラ 2024 は、G.D.ヴァイラが造るピエモンテらしい透明感と可憐さを映したロゼワインです。バローロの丘の若木から採れる果実を使用し、ネッビオーロを主体に、早摘みしたブドウをやさしく短時間マセラシオン(果皮浸漬)して醸造します。その丁寧な処理によって、鮮やかで香り高く、繊細なニュアンスを保ったロゼに仕上がります。
ヴァイラ家の畑は、1971年にアルド・ヴァイラがピエモンテで最初期に有機農法を導入して以来、半世紀以上にわたり草生栽培と自然な被覆作物によって守られてきました。肥沃な土壌と多様な生態系を育む環境の中で、すべての作業は“レシピのない愛情労働”として、きめ細やかに行われています。
2024年のヴィンテージは、春先の霜や多雨、夏の雹害など厳しい条件に見舞われた年でした。それでもヴァイラ家は有機栽培を貫き、長いシーズンを経て美しく熟した果実を収穫することに成功しました。ワインはマロラクティック発酵を行わず、エネルギーと塩味を保ち、瓶詰め前にごく短期間澱とともに熟成させて香りの繊細さを維持しています。
グラスに注ぐと、明るいピーチピンクの色調。香りにはオレンジブロッサムやブラッドオレンジ、ピーチ、フレッシュストロベリー、しおれたバラの花びら、そしてオリエンタルスパイスの気配が感じられます。口に含むと、シャープな酸が全体を引き締め、リンゴやホワイトペッパーを思わせる繊細なニュアンスが広がります。果実の可憐さとミネラル感が見事に調和し、飲むたびに春の光を思わせるような軽やかさを感じさせます。
ロザベッラは、春の花々と野いちごの香りを纏ったピエモンテのエッセンスそのもの。美しさと透明感、そしてヴァイラ家の誠実な畑仕事が一体となった、心を癒すロゼワインです。
【どんな造り手?】
G.D.ヴァイラは、バローロ村を代表する家族経営のワイナリーです。創業者アルド・ヴァイラは温厚な人柄と確かな技術で知られ、現在は息子ジュゼッペと家族がその精神を受け継いでいます。1986年の雹害を機に、ブリッコ・デッレ・ヴィオーレなどの優良畑を取得し、今日の名声を築きました。
彼らの哲学は「伝統でもモダンでもなく、ネッビオーロ本来の香味を純粋に表現すること」。健全なブドウを自然発酵させ、過剰な抽出や樽香を避けて、果実と土地の個性を生かします。櫂入れやサブマージド・キャップなどの緻密な抽出管理により、繊細で香り高いスタイルを実現。
代表作「ブリッコ・デッレ・ヴィオーレ」は標高の高い東斜面から生まれるエレガントなバローロで、スミレのような香りとしなやかな質感が特徴です。ドルチェットやバルベーラ、フレイザなどの地場品種でも高い完成度を誇り、ピエモンテのテロワールを最も誠実に表現する造り手の一つとされています。
No.6【ロゼ】カラブリア・ロザート・イル・マリネット / セルギオ・アルクーリ
ヴィンテージ:2022年 ¥ 4180 産地:カラブリア州 品種:ガリオッポ
【どんなワイン?】
樹齢20年。畑はマリネットと呼ばれる畑で標高は50mの冷涼区画。石灰が多く、粘土が少ないやせた土壌。開放セメント桶で数時間マセラシオン。ファースト・プレスのみを使ってセメントタンクで発酵。セカンドプレスは別に発酵させて自家用ワインにする。5ヶ月そのままセメントで熟成させてボトリング。タンニンを感じる骨格のあるロゼ。MLF発酵なし。
【どんな造り手?】
セルジオ・アルクリは、南イタリア・カラブリア州チロで最も古い歴史をもつ造り手であり、土地固有のブドウ「ガリオッポ」の伝統を守り続ける生産者です。祖父ジョセフの代から三世代にわたり畑を守り抜き、現在は兄弟のセルジオとフランチェスコが家族経営で運営。栽培や醸造の手法は祖父の時代から一切変えず、トラクターを使わず鍬による手作業で畑を耕し、伝統的なアルベレッロ仕立てを維持しています。
畑は海沿いと内陸の2か所に分かれ、どちらも痩せた粘土質土壌で化学肥料を使わず、銅と硫黄のみを使用する自然農法。海風と乾燥した気候が健全なブドウを育て、病害の心配がほとんどありません。果皮が薄く繊細なガリオッポにとって、チロは唯一無二の理想的環境です。
醸造は旧市街の小さなセラーで行われ、祖父の代から使う開放発酵槽で野生酵母による発酵を行い、マセラシオンはわずか4日間。発酵後はガラスコーティングされていない古いセメントタンクで長期熟成させ、酸素との穏やかな接触によりタンニンを柔らかく成長させます。設備は必要最小限で、技術よりも自然の力を信じる昔ながらのワイン造りを貫いています。
エチケットには「濡れたボトルが残した輪と、そこから伸びるブドウの蔓」が描かれ、自由に生きるブドウへの敬意が込められています。伝統と土地の力をそのまま映し出す、チロを代表する造り手です。