【Regaloソムリエ坂口が選ぶ】自然派ワインにハマるきっかけの造り手「デ・フェルモ」ワインセット【白ロゼ赤白ロゼ赤6種6本】
【Regaloソムリエ坂口が選ぶ】自然派ワインにハマるきっかけの造り手「デ・フェルモ」ワインセット【白ロゼ赤白ロゼ赤6種6本】
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ワインについて
エノテカオグラワインセット!
「ワインは人だ」なんて言われていますが、ワインは「どこで誰と飲んだか」が最も大切と考えている小松です。お客様から記憶に残るワインをたびたび聞かれますが、正直あまり細かく覚えていないんです。「楽しかったなー」という記憶の方が強くて。
「あのワインまた飲みたいなー」と思うことは多々ありますが、「あの人とまた飲みたいな」と思うことの方が圧倒的に気分がいいと思っています。
さて、レガーログループのソムリエメンバーと一緒にイタリアへ行ったのは今年の6月。
訪問したワイナリーを行ったメンバーから紹介させていただきます。
「誰から紹介されるか」もワインの大切な要素ですよね。
自宅でイタリア料理を作ってイタリアワインを飲んで二日酔い?になりましょう!
セットなので価格もお求めやすく、さらに送料無料です。(一部地域除く)
デ・フェルモ訪問記|坂口(レガーロ マネージャー)
2025年6月末
レガーログループは約10日間の夏休みをいただき、ソムリエチームはイタリアへ、敬愛するワイン生産者のもとを訪ねました。
初日、坂口はひとりボローニャに降り立ち、美しいアドリア海を眺めながら、ビール片手に列車で3時間かけてアブルッツォへ。
列車で隣に座ったおじさまに
「どこへ行くの?」と聞かれ、
「ペスカーラだよ」と伝えると、
おじさまはぽかんとした表情。
まるで「もっといい観光地がたくさんあるのに」と言いたげでした。
でも、私にとっては関係ありません。
ワインの仕事を始めた頃、一口飲んで一目惚れ…いや、一口惚れした
「デ・フェルモ」に行けると思うと、そんなことは気になりませんでした。
デフェルモが隣接するロレートアプルッティーノは、名門ヴァレンティーニなどのワイナリーがあるなど高品質なワインをつくる名産地。
その中でも体に馴染むような透き通る味わいで、でも骨格があり存在感を放つ、デフェルモのチェラズゥオーロダブルッツォを初めて飲んだ時に、まず、ロレートアプルッティーノという土地のテロワールに惚れて。
その中でも洗礼されていて、かつフレンドリーなデフェルモのチェラズゥオーロの虜になった。というのが私がデフェルモに行きたいと思ったきっかけです。
ペスカーラ到着後、車で西へ約30分。チャボリックというワイナリーに宿泊させていただき、翌日いざ「デ・フェルモ」へ。
酷暑のなか、笑顔でフレンドリーに出迎え、畑を案内してくれたのはステーファノ氏。
そもそもデ・フェルモは、アブルッツォ州ペスカーラ県、ロレート・アプルティーノの丘陵地帯にあるワイナリーで、この地域は優美なモンテプルチャーノの産地として知られています。
畑はなんと170haという広さ。そのうちの90%はオリーブの木で占められており、他にも豆類や小麦も栽培。すべてビオディナミ農法によるもので、ワイナリーというより、まさに「偉大な農家」といった印象です。
17haのブドウ畑からは、毎年最も出来の良い区画のものだけを自ら醸造。代表的なモンテプルチャーノやペコリーノ、そしてこのエリアでは珍しいシャルドネも栽培されています。
畑を回っていると、藁で小高く積まれた山が目に留まりました。
「あれは肥料だよ。家畜している牛の糞を発酵させているところなんだ」
とステーファノ氏。肥料までも自ら手づくりしているという徹底ぶりに感銘を受けました。
畑の周囲は自然が豊かで、車の通りもなく、遮るものもありません。
ビオディナミ農法は、土壌の微生物の活動を活性化させ、植物の生命力を高めることが重要。そのため畑には雑草が生い茂り歩きづらいのですが、それこそが立派なビオディナミ農法の証であると実感しました。
醸造所は清潔そのもの。
発酵にはセメントタンクやトノー、スロヴェニア産の大樽が使われており、静置や濾過は行わないというシンプルな醸造工程。
土地のブドウを、いかにその土地らしくワインとして完成させるか。その姿勢から、彼の自然への深い敬意が感じられました。
ステーファノ氏が教えてくれたなかで、特に印象に残った言葉があります。
「ビオディナミ農法を貫くことはもちろんだが、関わるすべての人にリスペクトを持つ。それを一番大切にしている。」
この信念こそが、海を越えて日本のワインラバーたちに愛される理由なのだと感じました。
今回の訪問を通じて、私たちが所有する畑において「どんな方法で、どんな仕事を選択するのか」が極めて重要であることを改めて認識しました。
もちろん、近年は日当たりや土壌、畑の向きによって格付けされ、醸造面でもテクノロジーが進化するワイナリーも増えています。それも素晴らしいことです。
けれども、デ・フェルモの考え方は、もっと根源的なところにあります。
自然の恵みにリスペクトを持ち、農家としての表現を追求しているのです。
デ・フェルモのワインは、難しい知識を語るものではありません。
農家と自然に、深い敬意を払うこと。
それが、今の私にとって最も大切なことだと、心から感じています。
そんな旅を通して、
フェルモのワインセットは、
チェラズゥオーロ ダブルツォを含む、
ロゼ・赤、白、6種6本入りになります。
アブルッツォの人たちにとっては
チェズゥオーロ・ダブルツォが(ロゼ)が
日常的なワインです。
なのでまずは、
Cerasuolo d’Abruzzo Le Cinceから
飲んで頂きたいのですが、
樹齢25年のモンテプルチャーノを早いタイミングで手作業で収穫し、その後一部全房のままバスケットプレスで圧搾。8~10か月間木樽で熟成を行い、ノンフィルターでボトリングしています、優美で大人。エレガントで伸び良い酸が魅力的で、カプレーゼにも餃子にもしゃぶしゃぶにも。
どんな料理にも寄り添ってくれること
間違いありません。
対し、コンクリートロゼは、カジュアルラインですがブドウの木はなんと同じで、醸造に違いがあるのだそう!
やや早摘みをしたブドウを除梗して圧搾、果皮を1時間ほどモストに付け込んだ後にモストだけの状態にしてセメントタンクで発酵&熟成しています。香りも味わいも元気溌剌でキュートなロゼワインです!
ほかにもペコリーノ種の、お茶やハーブ、柑橘を彷彿させる白ワイン2種。
モンテプルチアーノ種の、赤い果実味とミネラル豊富な赤ワイン2種。
の豪華6種6本飲み比べセットになります。
是非お買い求めくださいませ。
【どんな造り手?】デ・フェルモ
アブルッツォ州中部、ペスカーラから西におよそ30km、イタリアを代表する生産者エドアルド・ヴァレンティーニのセラーがあるロレート・アプルティーノの郊外に、デ・フェルモ家の広大な農場があります。170ヘクタールにおよぶ敷地では古くから農業が営まれてきましたが、ボローニャ出身のステーファノ・パペッティが妻エロイザの実家に戻り、2008年から1ヘクタールの畑を借りてブドウの栽培を始めたことが、現在のワイナリーの出発点となりました。当初はブドウを育てても自分たちで醸造することは難しく、2008年と2009年の収穫はすべて売却していました。
転機となったのは、誰も開けたことのなかった屋敷の扉が開かれた時です。54年ぶりにその扉の奥が明らかになると、そこにはかつてのワインセラーが眠っていました。調べてみると、この土地は10世紀に修道士がブドウ栽培を行っていた由緒ある場所であり、さらに1785年から1955年まではデ・フェルモ家がワインを造っていたことが分かりました。こうしてステーファノは2010年の春に初めてモンテプルチャーノ5トンを仕込み、本格的にワイナリーとしての歩みを再開しました。
その後は2011年にシャルドネ、2012年にモンテプルチャーノからのチェラズオーロ、2013年にはペコリーノの醸造へと広がり、農場全体の管理を一手に担うようになりました。現在ブドウ畑は海抜320mの粘土質土壌に広がる17ヘクタールで、毎年もっとも出来の良い区画だけを自ら醸造に用い、それ以外のブドウは売却するという贅沢なスタイルを貫いています。年間生産本数は約4万本。ワインだけでなくオリーヴや豆類、小麦も栽培しており、いずれもビオディナミ農法に基づいて育てられています。
醸造においてはできる限りシンプルで自然な方法を重視し、発酵や熟成にはセメントタンクや使い込まれたトノー、スラヴォニア産の大樽を使用。清澄や濾過は行わず、酸化防止剤も樽の移し替えや瓶詰めの際に必要最小限だけを加えるにとどめています。こうして造られるデ・フェルモのワインは、アブルッツォの大地の力強さと透明感を併せ持ち、この土地の歴史を現代に受け継ぐ存在となっています。
No.1【白】コンクレーテ・ビアンコ
ヴィンテージ:2023 ¥3470 品種: ペコリーノ50%、シャルドネ40%、マルヴァジーア&トレッビアーノ10%
【どんなワイン?】
カジュアルラインとしての白ワイン。収穫後、除梗せず数時間のマセレーション後バスケットプレスで圧搾、温度管理せずモストを樽ないしセメントタンクにてアルコール醗酵を行う。樽ないしセメントタンクにて7か月間醗酵の続きと熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
No.2【ロゼ】コクレーテ・ロザート
ヴィンテージ:2023 ¥3740 品種: モンテプルチャーノ
【どんなワイン?】
やや早摘みをしたブドウを除梗しバスケットプレスで圧搾、果皮を1時間ほどモストに漬け込んだ後にモストだけの状態にしてセメントタンクで醗酵&熟成。
当主ステーファノとしても、同じロゼワインのレ チンチェとの明確な差が生まれるかが、醸造テーマだったわけですが、レ チンチェは凛としたエレガント&キレイ系なのに対し、コンクリート ロザートは香りも味わいも元気溌剌なキュート系と、しっかりとキャラの違いが創出できている気がします!
No.3【赤】コンクレーテ・ロッソ
ヴィンテージ:2020 ¥3300 品種:モンテプルチャーノ
【どんなワイン?】
樹齢25年のモンテプルチャーノで造るカジュアルラインとしての赤ワイン。チェラズオーロよりも遅いタイミングで収穫。除梗のみ行いブドウ粒を破砕せずに、セメントタンクにて温度管理しないで4~5日間のマセレーション。ソフトな抽出を施し、同じセメントタンクにて10~11か月間そのまま熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
以前はDOCモンテプルチャーノ ダブルッツォでリリースしていたが、2019年VT以降はvinoでリリースしているため、ボトルには地元であるロレート アプルティーノにちなんで「L.A.」と表記している。
No.4【白】ドン・カルリーノ
ヴィンテージ:2022 ¥5500 品種:ペコリーノ
【どんなワイン?】
ステーファノの義母の叔父にあたるカルロ叔父さんの愛称から。収穫後、除梗せず数時間のマセレーション後バスケットプレスで圧搾、温度管理せずモストを樽ないしセメントタンクにてアルコール醗酵を行う。スラヴォニア産の500リットルのオーク製トノーでか9か月間醗酵の続きと熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
No.5【ロゼ】レ・チンチェ・チェラズオーロ・ダブルッツォ
ヴィンテージ:2022 ¥5500 品種: モンテプルチャーノ
【どんなワイン?】
アブルッツォの人たちにとっての“ワイン”とは、チェラズオーロを指し、日常に寄り添う存在であるロゼワイン。
樹齢25年のモンテプルチャーノを早いタイミングで手作業で収穫し、その後一部全房のままバスケットプレスで圧搾。3~4時間のマセレーションを行い、モストを樽ないしセメントタンクで醗酵させ、8~10か月間木樽で熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
No.6【赤】プローロゴ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
ヴィンテージ:2022 ¥6380 品種: モンテプルチャーノ
【どんなワイン?】
プローロゴはイタリア語で「プロローグ 序章」を意味し、デ フェルモの初めてのワインを指す。モンテプルチャーノ ダブルッツォDOCでリリースされている。樹齢25年のモンテプルチャーノをコンクレーテ ロッソよりも遅摘みしたものをセメントタンクにてマセレーション(マセレーション)とアルコール醗酵を2?3週間行う。その後一度搾ってからタンクに戻し、タンク内をワインで一杯にせずに液面が空気に触れた状態で二次醗酵が終わるまで、そのままの状態で2~3週間、その後大樽で15~18ヶ月の熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。