ワインについて
エノテカオグラワインセット
自宅でイタリア料理を作ってイタリアワインを飲んで二日酔い?になりましょう!
セットなので価格もお求めやすく、さらに送料無料です。(一部地域除く)
7月18日に開催されたジローラモルッソメーカーズディナー。
そこで合わせたレガーロのペアリングワインセットです。
泡はいつもとは違うフランチャコルタ。ヴィッラもすごく美味しいです!白はネリナの入荷が間に合わなかったため、仲の良いグラーチのエトナビアンコを採用。赤は全てジローラモルッソとなっております!
【ジローラモルッソについて】
当主は「ジュゼッペ・ルッソ」。パッシピッシャーロ地区 で代々葡萄栽培を行ってきた葡萄栽培農家の息子 で、この地域の地主でもある。
『エトナが注目されて有能な造り手達が移住し、ワイ ン造りを始めた。この土地で産まれた自分こそエト ナ・ワインを造るべきなのではと考えた』
2003 年、26ha の土地を父親から相続。15ha の葡 萄畑はエトナ北斜面の標高 650~800m に位置。葡 萄栽培農家だったので良い区画を元々所有している のが彼の有利な点になっている。
No.1【泡】フランチャコルタ ブリュット エモショーネ ミレジマート/ヴィッラ
ヴィンテージ:2018 価格6,380円 産地:ロンバルディア州 品種:シャルドネ80%、ピノネーロ10%、ピノビアンコ10% 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
東フランチャコルタのモンティチェッリ・ブルッサーティ村。アルプス山脈の麓のローム層でミネラル分の多い土壌。26区画を区画毎に収穫、別々に発酵させてアッサンブラージュすることでバランスをとる。ピノ・ビアンコが多いのがヴィッラの特徴で独特の華やかさ、果実感が味わえる。
【ワイナリーについて】
1960年に現当主「ロベルタ・ビアンキ」の父が「モンティチェッリ・ブルッサーティ」の荘園を購入したのが 「ヴィッラ」の始まり。
『多くの生産者が投資目的だが僕等は美味しいフランチャコルタを造ることを目的に始まった。父は土 壌分析後、相性の良い品種を植樹した』
高価な設備を必要とするフランチャコルタの生産は「ベラヴィスタ」や「カ・デル・ボスコ」のような大手によって引率されてきた。 彼等と違い「ヴィッラ」は家族経営。投資の為の出資等は一切受けていない。
『大生産者は葡萄又はワインを購入してフランチャコルタを造る。僕等は自分の畑の葡萄だけを使うこ とで理想のワインを造る。大きな違いだ』
「ヴィッラ」の生産量は「ベラヴィスタ」や「カ・デル・ボスコ」の1/10と小規模。毎年レストランへの直売だけで完売してしまう。 2006 年に現在の規模に到達。これ以上畑を増やないことにして質の向上だけに注力している。
No.2【白】エトナ ビアンコ/グラーチ
ヴィンテージ:2021年 価格4,730円 産地:シチリア州 品種:カリカンテ70%、カタラット30% 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
パッソピッシャーロ村。エトナの北斜面、アルクリアとパッソピッシャーロに位置する標高600~660mの畑でカッリカンテが1.5ha、カタラットが1ha。鉄分、窒素が豊富な土壌で葡萄はゆっくり熟す。収穫は10月末、発酵は野性酵母のみでステンレスタンクで行い、そのまま6ヶ月熟成。
【ワイナリーについて】
「ベナンティ」から始まったエトナの歴史。その後「マルク・デ・グラッツィア」「パッソピッシャーロ」等の新しいスタイルの造り手が出現し、一気にエトナは世界的 人気の産地に変化した。 そして今、第 3 世代が出てきている。「フランク・コー ネリッセン」「ジローラモ・ルッソ」「グラーチ」。非常に 仲が良く、お互いのワイン造りを認め合う 3 人。
『元々実家はシチリアの葡萄栽培農家だったが、農家は継がずにミラノの投資銀行で働いていた。エト ナを訪れてワイン造りを夢見るようになった』
2004 年、お爺さんの死を機に実家に戻った「アルベルト・グラーチ」は量を重視した一般的なシチリアの 栽培農家だったお爺さんの荘園を売り、エトナの畑を 購入した。
『エトナは特別な土地。火山岩土壌。豊富な太陽が ありながら標高が高いので冷涼。そして、100 年以 上の古い樹が残っている』
アルベルトの好むワインは「ジュゼッペ・マスカレッロ」 や「ジャコモ・コンテルノ」のバローロ。
『規律の中に厳格さがある。妖艶さ、純粋さがあって 野蛮さはない。そんなワインがを造りたい』
彼のカンティーナは 100 年以上の歴史を持つ建物。 古い大樽が残り、木製のプレス機も残っている。発酵 槽は大きすぎて使えないので小型のセメントタンクを 導入した。
『ステンレスは発酵時に温度が一気に上がるので駄 目。ゆっくり温度が上がるセメントは酵母の能力を最 大限引き出せる』
No.3【赤】エトナ ロッソ ア リーナ/ ジローラモルッソ
ヴィンテージ:2021年 価格5,280円 産地:シチリア州 品種:ネレッロマスカレーゼ94%、ネレッロカプッチョ4% 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
色々な畑のアッサンブラージュだが主にサン・ロレンツォ、フェウド、カルデララ・ソッターナの葡萄を使用。収穫後、ステンレスタンク畑毎に分けて発酵。マセラシオンは10~12日間。野性酵母のみで温度管理もしない。清澄、フィルターもなしで、1度移し替えをし、古いバリックで1年熟成。
No.4【赤】エトナ ロッソ フェウド/ジローラモルッソ
ヴィンテージ:2021 価格9,790円 産地:シチリア州 品種:ネレッロマスカレーゼ、ネレッロカプッチョ 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
標高650~670m、ランダッツォに位置するフェウド。粘土に砂質が混じる。火山岩は比較的少ない。ネレッロ・マスカレーゼにネレッロ・カプッチョが少しだけ混植されている畑で樹齢は平均70年。ステンレスタンクで発酵、マセラシオンは13日程度。マロラクティックから古いバリックで行われる。18ヶ月間古バリック熟成。6ヶ月瓶熟成。
No.5【赤】エトナ ロッソ サンロレンツォ/ジローラモルッソ
ヴィンテージ:2021年 価格10,890円 産地:シチリア州 品種:ネレッロマスカレーぜ、ネレッロカプッチョ 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
標高800mで砂は無く、風化した黒色火山岩が細かくなった黒い典型的火山岩土壌でミネラル豊富。標高800mを超えると夜間の冷え込みが厳しく、葡萄は寒暖差によるストレスで引き締まった味わいになる。醸造はフェウドと全く同じだが、味わいは全く異なる。
No.6【赤】エトナ ロッソ カルデーラ ソッターナ/ ジローラモルッソ
ヴィンテージ:2021年 価格13,200円 産地:シチリア州 品種:ネレッロマスカレーゼ、ネレッロカプッチョ 輸入元:テラヴェール
【どんなワイン?】
ランダッツォ村の標高700mのでネレッロ・マスカレーゼとカプッチョが混植された古い畑。平均樹齢50年で全てアルベレッロ仕立。古い年代の火山岩土壌だが、一部が風化して砂質になっている。完熟を待って10月中旬以降に収穫。15日間の短めのマセラシオン。古いトノー樽で18ヶ月熟成。ノン・フィルター。