1977年創業の「ラ・スピネッタ」は、ピエモンテ州を代表する革新的ワイナリーの一つです。モスカート・ダスティの単一畑キュヴェで鮮烈なデビューを飾った後、バルベーラやネッビオーロといった土着品種を中心に高品質な赤ワインへと展開。2001年にはトスカーナにも進出し、「カサノーヴァ」シリーズを展開しています。

創業家のジョルジョ・リヴェッティ氏は、「良いワインは良いブドウから」という信念のもと、自社畑での栽培から瓶詰まで徹底した品質管理を実践。グリーンハーヴェストなど、当時としては先進的な手法を導入したことでも知られています。

その品質はガンベロ・ロッソ誌での“トレ・ビッキエーリ”受賞常連であることからも明らかで、2007年には通算30個の受賞により「★★★（3スター）ワイナリー」に認定されました。

ラベルに描かれたサイは、ルネサンス期の画家アルブレヒト・デューラーの作品を基にしたもので、「一度決意したら迷わず突き進む」ラ・スピネッタの精神を象徴しています。