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【エノオグ店長・小松訪問ワイナリー】Regaloシェフ小倉が自然派ワインにハマるきっかけの造り手「レ・コステ」ワインセット【泡泡泡白ロゼ赤6種6本】

【エノオグ店長・小松訪問ワイナリー】Regaloシェフ小倉が自然派ワインにハマるきっかけの造り手「レ・コステ」ワインセット【泡泡泡白ロゼ赤6種6本】

通常価格 ¥24,000
通常価格 ¥25,740 セール価格 ¥24,000
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ワインについて

エノテカオグラワインセット!

2025年6月、レガーロのソムリエ3人とイタリアワイナリー研修に行ってきました。

まずは小松が旅の思い出とともにこちらのワインセットをご紹介します。

レ・コステ訪問記|小松

2025年6月中旬、「小倉シェフと味わう初夏のシチリア美食旅8日間」にスタッフとして同行させていただき、シチリアで解散してからアブルッツォを経て、ラツィオ州北部にある自然派ワインの聖地「レ・コステ(Le Coste)」を訪れました。ボルセーナ湖を見下ろすグラードリの丘の上、小さな街の静寂の中にその畑とセラーはあります。

ナチュラルワインの世界ではもはや伝説的とも言えるこのワイナリーを訪れることができる日が来るとは思っていませんでした。街の入口、墓地のすぐそばにあるわずか数ヘクタールの畑が、ジャンマルコ・アントヌツィがレ・コステをスタートさせた場所です。私たちが到着すると、ジャンマルコがその小さな起点からすべてを案内してくれました。

事前に聞いていたジャンマルコの評判といえば、「1聞けば100返してくる情熱家」。その熱量に私たちも少し緊張していましたが、実際に会ってみると彼は驚くほど気さくで誠実。どんな質問にも真摯に、そして丁寧に答えてくれる姿が印象的でした。

彼の畑は、火山灰を主体とした鉄分やミネラル豊富な土壌に支えられ、主5つの土壌区画を持ち、それぞれに適した品種と仕立てを採用しています。とりわけ私の印象に残ったのは、アレアーティコのアルベレッロ仕立て(株仕立て)の美しい佇まいでした。歩いている途中で、ジャンマルコがふと地面に落ちていた完熟アプリコットを拾い、「食べてみて」と差し出してくれたのですが、かじった瞬間に驚くほどの甘さが広がり、この土地の力を肌で感じる瞬間でもありました。

栽培においては農薬や化学肥料は一切使用せず、畑にはブドウだけでなくオリーブや果樹、ハーブなど多様な植物が自然と共生しています。実際、オリーブオイルやパスタの生産にも力を入れており、農業そのものが一つの生命体として機能している印象を受けました。火山性の軽やかな土壌は、植物の根を深く広く伸ばすことを可能にし、この場所ならではのピュアで集中力ある果実を生み出します。

さらにジャンマルコは、近年ピノ・ネーロやシャルドネを含む10種以上の品種にも挑戦しており、伝統と革新を見事に両立させています。見学の最後には、グラードリの街中にある石造りのセラーへ移動し、熟成中のワインを樽から試飲させていただきました。どれも驚くほど完成度が高く、若いヴィンテージでありながらすでに調和と奥行きを備えており、「今、すでに美味しい」と言いたくなるような味わいばかりでした。

この訪問を通して感じたのは、レ・コステという場所が単に「ナチュラルワインの造り手」という枠に収まる存在ではないということ。火山と湖が育んだ土地、自然と共にある営み、そして人間の感覚と忍耐力がすべて噛み合ったときに生まれる、まさに“生きたワイン”の姿でした。

レ・コステのワインは、語る前にまず静かに向き合い、時間をかけて付き合うべき存在だと、今では確信しています。

しかしご安心ください!レ・コステのワインの中でも比較的早飲みタイプのリトロッツォを含めたワインセットですので、最低でも3日間くらい休ませれば十分に楽しむことができます!

自宅でイタリア料理を作ってイタリアワインを飲んで二日酔い?になりましょう!

セットなので価格もお求めやすく、さらに送料無料です。(一部地域除く)

【どんな造り手?】

ジャンマルコ・アントヌーツィは2004年、ラツィオ北部ボルセーナ湖畔グラードリの地で祖父の畑を受け継ぎ、「Le Coste」を設立。彼のワイン造りは、自らの目指す味に到達するための合理的かつ感性的なアプローチに支えられており、薬品不使用、自根の台木による栽培など、自然への敬意と挑戦が貫かれている。ヴァレンティーニやジュラール・シュレールらに影響を受け、フランス各地での経験を経てたどり着いた土地と畑。それぞれの選択には意図と計画が感じられる。

2012年以降、ビアンコは区画や樽の違いに着目し、Bianchetto、L'abboccatello、Bianco、さらに熟成期間を延ばしたBianco Rや高樹齢のプロカニコによるLe Vigne più Vecchieなど、複数のキュヴェが誕生。赤でも同様に、Rosso、Rosso R、Rosatoなどを造り分け、いずれも飲み心地を重視。近隣農家の畑から生まれたRosso di Gaetanoは地域への想いがにじむ一本。どのワインにも一貫するのは、妥協なき姿勢と自由な発想。ジャンマルコは常に、飲み手の想像を超えるワインを生み出し続けている。

No.1【微泡】ピッズィカンテ・ビアンコ

ヴィンテージ:2021 ¥4620 品種:モスカート・ジャッロ

【どんなワイン?】

合わせて直接プレスし果汁のみで醗酵。醗酵が終わりきる前にボトル詰めを行い、瓶内で醗酵を終える。そのままオリの上で12か月、その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成。
モスカート ジャッロのアロマティックさとフルーツを前面に感じる味わい。オリ抜きと補酒の衝撃が無くなり、ワインのバランスが取れるまでに1年以上費やしてからリリースされる渾身のフリッァンテ。

No.2【ロゼ微泡】ピッズィカンテ・ロザート

ヴィンテージ:2021 ¥4620 品種:アレアーティコ

【どんなワイン?】

除梗し軽く櫂入れをしながら24時間、プレスは行わず、フリーランジュースのみで約2週間の醗酵。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。

No.3【赤微泡】ピッズィカンテ・ロッソ

ヴィンテージ:2021 ¥4620 品種:サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、メルロー

【どんなワイン?】

除梗し8日間、果皮と共に醗酵を始め、途中で圧搾。そのまま解放式の大樽にて醗酵を続ける。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。鮮烈なフルーツの強さと香り、乾いた酸とタンニンが堪らない飲み心地抜群の赤。

No.4【白】リトロッツォ・ビアンコ

ヴィンテージ:2023 ¥3960 品種:プロカーニコ主体、マルヴァジーア、その他ヴェルデッロ、ロッシェット、ロマネスコといったモンテフィアスコーネの地ブドウが中心

【どんなワイン?】

除梗し数日間、果皮と共に醗酵が始まってから圧搾。ブドウ品種や土地の個性ではない「飲むことの楽しさ」を表現した1リットル。

No.5【白】リトロッツォ・ロザート

ヴィンテージ:2023 ¥3960 品種:アレアーティコ主体、サンジョヴェーゼ、メルロー

【どんなワイン?】

アレアーティコのみ短時間果皮と接触、サンジョヴェーゼ、メルローはプレスした果汁のみ加えて醗酵。フレッシュで心地よい果実味と香りの強さ、飲み心地の良さ。

No.6【赤】リトロッツォ・ロッソ

ヴィンテージ:2023 ¥3960 品種:サンジョヴェーゼ主体、メルロー、チリエジョーロ

【どんなワイン?】

果皮との時間を短くし、バランス感を意識して醸造。タンニンはあるものの、非常に軽やかでいて心地よい。果実にあふれた丸みのあるロッソ。唾液腺を刺激する旨味と酸味のバランス感。