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【シチリアファン必飲!】完全お任せでシチリアを味わい尽くすワインセット【ランダム6種6本】

【シチリアファン必飲!】完全お任せでシチリアを味わい尽くすワインセット【ランダム6種6本】

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ワインについて

エノテカオグラワインセット!

※画像はあくまで一例です

Regalo小倉知巳の夏休み2025年の動画がYouTubeで公開となりました。

その動画の公開に合わせて今回は7生産者、15種類のシチリアワインの中からランダムに6本が入っているワインセットを発売します。現地で飲んで美味しかったものや、シチリアの飲食店で楽しまれているものまで様々なラインナップでお届けします。

今回はどちらかというと白ワインが多めです。

シチリアは歴史も面白く、大きく東西に分かれて特徴があり、郷土料理やブドウ品種も全然違います。

シチリア島の特徴

イタリア最大の島シチリアは、太陽と海風に恵まれ、古代から多彩な文化が交差してきました。ワイン造りにおいても、火山性土壌や石灰質土壌など多様なテロワールを活かし、個性豊かな味わいを生み出しています。

西シチリアでは、アラブ文化の影響が色濃く、クスクス・ディ・ペッシェ(魚介のクスクス)やマルサラ酒が有名です。温暖で乾燥した気候のもと、ネロ・ダーヴォラやグリッロをはじめとした土着品種が力強く豊かな果実味を表現します。海に面した街や古代神殿など観光資源も豊富で、開放的で陽気な雰囲気が魅力です。

東シチリアは、エトナ山を中心に火山性土壌が広がり、カリカンテやネレッロ・マスカレーゼといったブドウがミネラル感と繊細な酸を備えたワインを生みます。料理ではパスタ・アッラ・ノルマや新鮮な魚介料理が代表的で、よりエレガントで精緻な味わいが楽しめます。観光面では、カターニアやタオルミーナなど美しい街並みが訪れる人を魅了します。

ワインのことでご質問などあれば小松宛にお気軽にご連絡くださいませ。

info@enoteca-ogura.com

夏のシチリアに想いを馳せてシチリア料理を作ってお楽しみください!

【造り手紹介】

Duca di Salaparuta ドゥーカ ディ サラパルータ(東西)

1824年、シチリア州カステルダッチャで創業した「ドゥーカ・ディ・サラパルータ」は、200年の歴史を誇る島を代表するワイナリーです。創業者サラパルータ公爵の情熱を継いだ三代目エンリコ公は、フランスで学んだ醸造技術を導入し、シチリア初のネーロ・ダーヴォラ100%ワイン「ドゥーカ・エンリコ」を誕生させました。この革新はシチリアワインの評価を大きく高め、世界的な注目を集めました。

現在はリエージのスオール・マルケーザ(ネーロ・ダーヴォラ)、エトナのヴァヤシンディ(ネレッロ・マスカレーゼ)、トラパニのリシニョーロ(グリッロ)という3つの畑を中心に、土着品種とテロワールを活かした多彩なワインを生産。手頃な「コルヴォ」から偉大な熟成型の「ドゥーカ・エンリコ」まで幅広いラインナップを揃えています。

2024年には創業200周年を迎え、芸術や文化と融合した新たなプロジェクトを始動。伝統と革新を礎に、シチリアワインの魅力を世界へ発信し続けています。

Il Mortellito イル モルテッリート(東)

「イル・モルテッリート」という名は、当主ダリオ・サレンティーノの曽祖父母が暮らしていたノートの小さな土地に由来します。彼は都会の生活を離れ、この地に戻って大地と向き合うことを選びました。自然への愛情と、土地と海への深い結びつきが、彼のワイン造りの原点です。

ワイナリーは現在23ヘクタールを所有し、そのうちブドウ畑は12ヘクタール。家族や仲間とともに日々畑を守り、農薬や化学的介入に頼らない有機農法でブドウを育てています。もともとはフランク・コーネリッセンやラモレスカにブドウを供給していましたが、2014年から自らのワイン造りを本格化させました。

畑は海から2km、黒土・砂質・白亜石灰岩が折り重なる特異な土壌にあり、ネロ・ダーヴォラやフラッパートに加え、希少なモスカート・ディ・ノートを栽培。軽やかでクリスピーな飲み心地と、塩味やミネラル感を湛えたワインは、この土地ならではの個性を映し出しています。

イル・モルテッリートのワインは、重く濃厚な味わいではなく、暑いシチリアの日常に寄り添ってきた伝統のスタイルを現代に復活させたもの。大地と海への愛から生まれるワインは、シチリアの自然と文化をシンプルかつ鮮やかに伝えています。

Marabino マラビーノ(東)

マラビーノは、スペイン語で「愛する太陽の大地」を意味し、2002年にシチリア南東部ノート近郊、コントラーダ・ボーニヴィーニに設立されました。この地はネロ・ダーヴォラの発祥地とされ、古くからブドウ栽培が盛んに行われてきた伝統の土地です。

29ヘクタールの畑は海から数キロ、標高30〜80mのなだらかな丘に広がり、白から黒へと色合いを変える石灰質や粘土質の多様な土壌と、ヨーロッパでも特に日照の強い気候に恵まれています。周囲には地中海の植生、果樹、オリーヴが広がり、多様な生態系と共存する自然豊かな環境が守られています。

2008年からはビオディナミ農法を実践。農場全体をひとつの生命体と捉え、堆肥やハーブの調合剤、硫黄や銅などの天然資材を用いて土壌と植物の生命力を高めています。月の満ち欠けに合わせた農作業や手摘み収穫、自然酵母による自発的発酵などを通じて、土地の個性を最大限に表現するワイン造りを行っています。

栽培品種はネロ・ダーヴォラやモスカート・ビアンコを中心に、土壌ごとの特性を生かした区画ワインも展開。代表作「アルキメデ」や「ロッソ・ディ・コントラーダ」、モスカートの「ムスカテッダ」など、いずれも自然と調和した透明感のある味わいが魅力です。

マラビーノのワインは、シチリア最南端の太陽と海風に育まれた大地の力を映し出し、バル・ディ・ノートの本質を純粋に伝えています。

Benanti ベナンティ(東)

ベナンティは、1734年にボローニャ出身の一族がシチリアに移り住んだことに始まり、19世紀末にヴィアグランデでジュゼッペ・ベナンティがブドウ栽培を始めました。1988年、同名のジュゼッペが現体制を整え、エトナ固有品種の可能性を探るために学術機関や醸造家と協力しながら数多くの試験醸造を行い、エトナでの高品質ワイン造りを切り開きました。

1990年には「ピエトラ・マリーナ」や「ロヴィテッロ」といった代表作を初めて瓶詰めし、1998年にはエトナの東西南北すべてに畑を所有する初の生産者となりました。エトナ各斜面の特性に合わせて品種を植え分け、高樹齢の樹を維持しながら、土地の個性を反映したワインを造り続けています。

2002年にはカリカンテから造るクラシック方式のスプマンテを手掛け、2007年にはピエトラ・マリーナがエトナ初のトレビッキエーリを獲得。2010年には土着酵母の研究により四つの特許を取得し、今もその成果を活かしています。

現在はサルヴィーノとアントニオ・ベナンティ兄弟がワイナリーを率い、年間約25万本を世界に送り出しています。赤はネレッロ・マスカレーゼとカプッチョの伝統的ブレンド、白はカリカンテ100%にこだわり、区画ごとの違いを丁寧に表現することで、エトナ火山の多様性と本質を映し出しています。

Centopassi チェントパッシ(西)

チェントパッシは、シチリアでマフィアから没収された土地を再生させる協同組合「リーベラ・テッラ」のワイン部門として生まれました。畑はパレルモ南方に広がるアルト・ベリーチェ・コルレオネーゼに点在し、標高300〜950mに位置しています。石灰岩が露出する高原地帯で、昼夜の大きな寒暖差や海から吹き込む風、変化に富んだ土壌がブドウ栽培に理想的な条件を与えています。

この土地のワインは、力強さよりもむしろエレガンスやミネラル感、飲み心地のよさが際立ちます。赤、白、いずれも果実味とフレッシュさを大切にし、区画ごとに個性を表現。ピエトラルンガ、ジネストラ、ドン・トンマーゾなどの畑から、それぞれ異なる特徴を持つワインが生まれています。

チェントパッシの名は「百の歩」を意味し、社会的使命とテロワールの美しさを同時に体現する存在です。大地の多様性をそのまま映し出すワインは、シチリアの自由と再生の象徴でもあります。

Valdibella ヴァルディベッラ(西)

ヴァルディベッラは、シチリア西部カンポレアーレに拠点を置く有機農業の協同組合です。その起源は1990年、ドイツのトマス&ギーセン社が各地で展開した協同組合型プロジェクトにまで遡ります。テロワールを尊重し、栽培から瓶詰めまでを一貫して行うという理念のもと立ち上がり、初期から生産されたワイン「ムニール」が高い評価を受けました。規模の拡大に伴い独立を果たし、現在は地元農家が共同で運営する協同組合ワイナリーとして、自ら生産から販売までを担っています。

経営のモットーは「自らの土地から最大限を生み出し、最大限を還元すること」。自然と人々が共に持続可能な関係を築くことを目指し、バイオロジック農法で地元品種を栽培し、加工段階においても添加物を最小限に抑えています。さらに、マフィア経済への不買運動「アッディオピッツォ」に参加し、社会正義と倫理的な経済活動を実現する姿勢を鮮明に打ち出してきました。

ヴァルディベッラの活動は、ワイン造りを超え、地域社会と自然環境に根ざした持続可能な未来を築く試みそのものです。

Gaudioso ガウディオーゾ(西)

シチリア西部、パルタンナとサラパルータの丘陵地に根を下ろすガウディオーゾ家は、代々ブドウ畑とオリーブ畑を守り続けてきました。その経験と知恵を受け継ぎながら、現在は自然と共生する農業を実践し、未来へとつながる持続可能なワイン造りとオリーブオイル生産を行っています。

ワインは土着品種カタラットやジビッボ、ネロ・ダーヴォラをはじめ、ピノ・グリージョやシラーといった国際品種まで幅広く栽培。アンフォラで醸したマセラシオンの「ゴルゴーネ」や、ラマート仕立てのピノ・グリージョなど、自然な醸造で表情豊かなラインナップを展開しています。また、エクストラヴァージン・オリーブオイルは、古くから名高いノチェッラーラ・デル・ベリーチェ種のみを使用し、豊かな風味を備えています。

農園ではビオディナミ農法を取り入れ、緑肥や堆肥、天然の調合剤を用いて土壌を健全に保ち、銅や硫黄のみで病害を防除。さらに放牧も非集約的に行い、動物の習性を尊重しています。

ガウディオーゾの哲学は、伝統を礎にしながら、自然と調和した農業を未来へつなぐこと。家族と土地に根差したその取り組みは、ワインとオリーブオイルに確かな個性と誠実さを映し出しています。