ヴェネト州の方言で"6つの手"(シエマン)という蔵の名を冠してマルコ、ダニエレ、アンドレアの3兄弟がワイン造りを始めた。それから間もなく10年になるところだが、元々3人はそれぞれ医療・福祉関係の専門家、エンジニア、会計士という全く異なるバックグラウンドを持っていた。3人各々の知識や思考法を理想的なナチュラルワインの醸造に向けて集約し、数多くの実験的な試みも経ながら今日に至る。醸造所はヴィチェンツァ県のヴィッラーガにあり、同社の葡萄栽培の中心地であるコッリ・ベリチの中腹に位置する。彼らのワイン造りは、元々メンターであったアンジョリーノ・マウレ氏の助言を得ながら、ラ・ビアンカーラのセラーを借りて2013年に手作り感たっぷりのラベル無しのワインを造ったのがその原点。2014年に自らのワイナリーを立ち上げ、その年からすぐに有機認証の申請を行い2017年には認証取得。現在は厳格なビオディナミを採用し、テリトリーを守るため希少になりつつある土着品種をできる限り保全している。葡萄畑は、石灰質が主体となる砂質、シルト、粘土の混合土壌。尚、ワインは2019年から原則的に全てSO2完全無添加に切り替えた現在は新銘柄として打ち出したワインをより理想に近づけるため、その完成度を高めることに特に注力している(ナチュラルワインとしての"安定感"は彼らにとって非常に重要な要素)。
ワインについて
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No.1【泡】ヴィー ノ ・ スプマンテ”ヴォ レイ・ マ・ ノ ン・ヴォッリョ”/ シエマン
ヴィンテージ:2019 価格4620円 産地:ヴェネト州 品種:コルヴィノーナ90%、ドゥレッラ10% 輸入元:TAWA
【どんなワイン?】
シエマンは毎年定番以外に実験的に小ロットで数種類のワインを生産しているが、そのラインのうちの一つで生産本数300本の限定品。希少な土着品種のコルビノーナ90%とドゥレッラを使用したスプマンテ。ステンレスタンクで別々に醸造。コルビノーナはプレスし4時間ほどマセレーション。アルコール発酵後ブレンドし、古いオーク樽で翌年の4月まで熟成。瓶詰め前にモストを加え瓶内二次発酵。テゴルジュマンは行なっていない。コルビノーナは、ヴォルポリチェッラのコルヴィノーナとは異なち、主にヴィチェンツァ、パドヴァ、トレヴィーソで作られている。栽培面積はイタリア全土で15haのみ。So2完全無添加。2023年7月時点でのSO2は6mg/l。Alc.11.5%。
【どんな造り手?】
No.2【白】コンクリート ビアンコ/デ フェルモ
ヴィンテージ:2021年 価格3740円 産地:アブルッツォ州 品種:ペコリーノ60%、シャルドネ35%、トレッビアーノ5% 輸入元:ヴィナイオータ
【どんなワイン?】
カジュアルラインとしての白ワイン。収穫後、除梗せず数時間のマセレーション後バスケットプレスで圧搾、温度管理せずモストを樽ないしセメントタンクにてアルコール醗酵を行う。樽ないしセメントタンクにて7か月間醗酵の続きと熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
【どんな造り手?】
アブルッツォ州中部ペスカーラから西に約30km、イタリアを代表する生産者エドアルド ヴァレンティーニのセラーがあるロレート アプルティーノの郊外で170ヘクタールという広大な敷地で農業を営むデ フェルモ家。
2011年にはシャルドネ、2012年からプレスしたモンテプルチャーノのモストからチェラズオーロ(ロゼ)、2013年からペコリーノの醸造をスタートし、農場全体の管理を任されることになりました。ワイン用のブドウ畑は海抜320mの粘土質土壌で広さは17ヘクタール、その年最も良かった区画のものだけを自ら醸造し、それ以外のものは売却するという贅沢な形で現在は4万本を生産しています。ワイン以外にもオリーヴオイルや豆類、小麦粉をビオディナミ農法で栽培。ワイナリーでは出来るだけシンプルな醸造を心掛け、醗酵や熟成にはセメントタンクや使い古しのトノー、スラヴォニア産の大樽を使い、清澄作業や濾過を行わずボトリングされます。酸化防止剤は、澱引きのための樽の移し替え時ないしボトリング時に最小限度の量のみ使用しています。
No.3【赤】コンクリート ロッソ/ デ フェルモ
ヴィンテージ:2019年 価格2750円 産地:アブルッツォ州 品種:モンテプルチャーノ 輸入元:ヴィナイオータ
【どんなワイン?】
樹齢25年のモンテプルチャーノで造るカジュアルラインとしての赤ワイン。チェラズオーロよりも遅いタイミングで収穫。除梗のみ行いブドウ粒を破砕せずに、セメントタンクにて温度管理しないで4~5日間のマセレーション。ソフトな抽出を施し、同じセメントタンクにて10~11か月間そのまま熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。
以前はDOCモンテプルチャーノ ダブルッツォでリリースしていたが、2019年VT以降はvinoでリリースしているため、ボトルには地元であるロレート アプルティーノにちなんで「L.A.」と表記している。
【どんな造り手?】
アブルッツォ州中部ペスカーラから西に約30km、イタリアを代表する生産者エドアルド ヴァレンティーニのセラーがあるロレート アプルティーノの郊外で170ヘクタールという広大な敷地で農業を営むデ フェルモ家。
2011年にはシャルドネ、2012年からプレスしたモンテプルチャーノのモストからチェラズオーロ(ロゼ)、2013年からペコリーノの醸造をスタートし、農場全体の管理を任されることになりました。ワイン用のブドウ畑は海抜320mの粘土質土壌で広さは17ヘクタール、その年最も良かった区画のものだけを自ら醸造し、それ以外のものは売却するという贅沢な形で現在は4万本を生産しています。ワイン以外にもオリーヴオイルや豆類、小麦粉をビオディナミ農法で栽培。ワイナリーでは出来るだけシンプルな醸造を心掛け、醗酵や熟成にはセメントタンクや使い古しのトノー、スラヴォニア産の大樽を使い、清澄作業や濾過を行わずボトリングされます。酸化防止剤は、澱引きのための樽の移し替え時ないしボトリング時に最小限度の量のみ使用しています。