![2018 ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ イル マッキオーネ](http://shop.enoteca-ogura.com/cdn/shop/files/IMG-0617.jpg?v=1710051162&width=1445)
ワインについて
ヴィンテージ:2018年 産地:トスカーナ州 品種:プルニョーロ・ジェンティーレ100% 輸入元:ラシーヌ
【どんなワイン?】
澄んだガーネットの色合いで、熟したチェリーやスパイスに加え、根菜を思わせる土っぽさもあり、すでに複雑さが十分にでている香り。
澄んでいながらも温かな果実味と豊かなアルコールのボリューム感、伸びやかな酸と細やかなタンニン、そして、包み込まれるような優しい飲み心地。
セメントタンクで25~30日間マセレー ション 木樽で30ヵ月間熟成。
【どんな造り手?】
畑を少し歩くだけで、アンモナイトなどの化石が多数に見つかる、穏やかな丘陵地帯グラッチアーノ地区。約4.5haの畑のうち2haは樹齢50~75年の古木である。アルト・アディジェ生まれの若きアブラム兄弟がここでワイン造りを始めたのは2005年。2人は幼少時から医療は神智学のホメオパシー治療のみ。食事も全てビオロジック素材だったという。当然、栽培はビオロジック。発酵はセメントタンクのみで、ベースのヴィーノ・ノビレで30日前後、トップ・キュヴェのシレオ(Sileo)は60日に及ぶ長期マセレーションを貫徹。ワインにそなわる質実ながらも壮大・荘厳な余韻のドラマ性は圧巻の域にあり、現代には稀な超熟型タイプのワインのため、ボトル熟成にかける時間がゆたかな味わいの決め手となるはず。兄のシモーネは、試飲室の壁に毛沢東の肖像を飾り、清貧を貫いたホセ・ムヒカ大統領への関心からウルグアイを訪れるなど、リベラル思想の持ち主。その第一の信条は「ブドウと土地の“命”を感じさせるワイン造りだ!」と力強く語る。