ワインについて
ワイナリーについて
カルロ・タンガネッリは、トスカーナのアレッツォ県、キャンティとモンテプルチァーノに挟まれた、トスカーナ農業の伝統が豊かに息づく中世の街、カスティリオン・フィオレンティーノで事業を営む小さな蔵です。
この地は、古代ローマ時代からトレッビアーノを生産しているエリアでした。しかし、コルトーナのDOC認定により、シラーに転換する生産者が増え、トレッビアーノの生産者は激減しました。
そんな中、5代目のマルコ・タンガネッリは言います。「古代ローマ時代からトレッビアーノを造っていることには理由があります。ガレストロと呼ばれる石灰岩と泥灰岩の混じった土壌はトレッビアーノに最高の土壌なのです。」
トレッビアーノの美味しさを最大限抽出するために、収穫は10月中旬以降に皮が強く厚くなった完熟の状態で行い、マセラシオンすることで皮のタンニンと旨味、深い味わいが楽しめるトレッビアーノになります。マセラシオンすることは、昔から行われている伝統的な造り方なのです。
発酵は葡萄に付いた自然酵母のみで行ない、酸化防止剤は必要があれば、プレス後もしくは、その年によりボトル詰め時に極少量使用します。
ワインについて
サンジョヴェーゼらしさとタンガネッリの素朴な愛を感じる名作
マセラシオン約1ヶ月。自然酵母で発酵、ステンレスで12ヶ月熟成。ノンフィルターでボトル詰め。サンジョヴェーゼを引き立たせるために遅摘みのコロリーノを少量ブレンドしています。
●サンジョベーゼ90%、コロリーノ10%
ラベンダー系の華やかなトーンの高い香りの中に、カシスリキュールやほのかに紅茶とア二スのニュアンスが溶け込んでいます。
しなやかな果実味を心地よい酸味とミネラルが引き締めてくれます。タンニンも程良く味わいの抜群のバランス感覚。素朴で穏やかな旨味を感じる心地良い余韻。