ワインについて
パラッツォーネのワインはまずはこちらから!
畑:カンティーナ周辺の全ての畑
品種:Procanico 50%, Grechetto 30%, Verdello, Malvasia 20%
土壌:沖積層の粘土質
標高:240~360m
醸造:オルヴィエートらしさを表現する為のワイン。収穫量はオルヴィエート平均の2/3程度にまで制限。収穫は全て手作業で行われる。土壌は沖積層と粘土層が複雑に入り混じる。標高は240-360m。ステンレスタンクで低温で20日間発酵。熟成もそのままステンレスタンク。
【パラッツォーネ】
『5品種ブレンド』唯一のワイン
一時期のソアヴェのように安ワインの代名詞となっていたオリヴィエート。ジョヴァンニは土壌改善から取組み、5品種 ブレンドだからこその落ち着いた味わいのワインを造り続けている。
造り手は25人だけ
2,500 年の歴史を持つ「オリヴィエート」。近年では低 価格ワインの代名詞のようになってしまった。
『オリヴィエートの造り手は25人しかいないのに市場 には 500 種類以上のオリヴィエートが存在する。こ れがイメージを悪化させた原因』
「ボトラー」と呼ばれる葡萄やワインを買取り、色々な エチケットを貼って販売する会社がウンブリアに 80 社 もある。 オリヴィエートの 90%はボトラーによるもの。自社葡萄 でボトリングまで行うのは 25 人程度。
『ここでは 2,500 年前からワインが造られてきた。そ れは土壌や気候がワイン造りにとって優れていたから。昔の人は理解していた』
1969 年に「ドゥビーニ」家がパラッツォーネ地区の教 会を購入したのが「パラッツォーネ」の起源。 1970 年に現当主「ジョヴァンニ」の父親が 25ha の土 地に葡萄を植樹し葡萄栽培を開始。1982 年にはボ トリングまでを自分達で行うようになっていく。
『オリヴィエートは産業が無かったので自然が多く残 っている。有機栽培で土壌を活かし、収量を下げる ことで葡萄の質を上げることが重要』
彼等の土壌は複雑。断層が重なった地域で色々な 土壌がモザイク状に入り組んでいる。
『火山の噴火によって海底が隆起した土壌。堆積土 壌主体で一部にはシルトが出ている』
基本的には粘土主体なので保水力がある。暑いウン ブリアでも葡萄は焼けることはない。